Blog
Blog

Blog

Raspberry Pi で何か作ってみよう【環境構築編その1】

2016年1月04日

haino

RaspberryPi 
こんにちは。デザイナーの灰野です。

いよいよ2016年スタートですね!今年もよろしくお願いいたします。

さて、年末年始休暇の期間にRaspberry Piを買って少し遊んでみましたが、その時に得た情報を少しまとめてみたいと思います。仕事とは直接関係ないといえばそれまでですが、最終的にはRaspberry PiでIoT的な何かを作ってみたいのです!何を作るかは具体的にはまだ考え中なのですが。。。

そんなこんなで、今回はとりあえず環境構築に関する幾つかのTipsをお届けしたいと思います。

どのRaspberry Piにするか?

普通の人は現時点で最新の「Raspberry Pi 2 Model B」にするでしょうね~。なんたって、「ARM Cortex-A7」クアッドコアプロセッサ搭載(CPU性能が従来の6倍)、1Gバイト(従来と比較して2倍)ものRAMを搭載。Windows10も将来インストールできるわけですからね!
Raspberry Pi Model B+
しかし、自分はあえて旧型の「Raspberry Pi Model B+」にしてみました。理由ですか?それは安かったからです。はい。amazonで3,980円なんですもの。Pi2よりも2,000円ほど安いのに、CPUとメモリ以外はほとんど仕様が一緒なのです。電子工作目的なら、「Raspberry Pi Model B+」もまだまだ捨てたもんじゃないですよ。多分。

Raspberry Piを始めるのに必要なもの

Raspberry Piを使って電子工作するには、ちょいと手間がかかります。なんとOSが入っていないので電源入れてもすぐには使えないのです。まぁ、ようするに名刺サイズの小さなLinuxですからね。Linuxサーバーとかいじったことがない人には少々敷居が高いかもしれません。sshとかviとか何それ?という人はその辺の基礎知識の勉強が必要かもしれませんが、別にそれほど難しいものではないので、いじりながら覚えればいいのではないでしょうか。

兎にも角にも、まずはNOOBS (New Out of Box Software) を使って Raspbian(Raspberry Pi用のディストリビューション)をインストールしなければなりません。そのためにはRaspberry Pi本体以外に下記のものが必要になります。

・インターネットに接続されたPC or Mac
・8GB以上のマイクロSDカード(Class2以上)
・USBキーボードとマウス
・マイクロUSBケーブル
・電源(5v、1.0A)のもの
・HDMIケーブル
・HDMI端子の付いた液晶モニタ or 液晶TV
・Wi-Fi子機(任意。有線LANでもOK)

SDカードですが、マイクロSDにSDのアダプターが付いているものが便利です。またUSBキーボードとマウスですが、手持ちのものでOK。電源ですが、iPhoneなどについている1.0AのものでOKです。

インストールの前準備

必要なものが揃ったらいよいよインストールのための前準備です。まずSDカードをフォーマットしましょう。SDカードは購入したそのままの状態で使うのではなく、念のため下記URLで無償配布されているSDフォーマッタで再フォーマットした方がいいみたいです。

SD/SDHC/SDXC用SDフォーマッター4.0
https://www.sdcard.org/jp/downloads/formatter_4/

次にインストール用のNOOBSをPCにダウンロードします。

NOOBS
https://www.raspberrypi.org/downloads/noobs/

現時点(2016年1月4日時点)ではバージョンは1.5.0です。

NOOBS

NOOBSのダウンロードが完了したら解凍してください。

解凍できたら、先ほどフォーマットしたSDカードに全てのファイルをコピーします。

次にキーボードやマウス、HDMIケーブル、モニタ、マイクロSDを本体に接続します。

※インストール作業自体には、Raspberry Piにインターネット環境は必要ありませんが、後に日本語環境にする際に必要となりますので、LANケーブルかWi-Fi子機を接続しておく必要があります。Wi-Fi子機ですが、自分の場合ただ差し込んだだけで使えましたが、ものによっては動かない製品もあるのかもしれません。下記の製品は大丈夫でした。
BUFFALO 11n対応 11g/b 無線LAN子機 親機-子機デュアルモード対応モデル WLI-UC-GNM2

Raspberry Piにスイッチはなく、マイクロUSBケーブルを接続すると電源が入ってしまうので、準備が全て整ったことを確認のうえ、最後に接続します。

さて、いよいよインストール作業です!

インストール作業そのものは基本的に簡単なのですが、1.5.0の場合は日本語環境にするのに一癖あり、ヒントがないと誰もがつまずいてしまうのではないかと思います。

その辺のヒントは次回のお楽しみということで。

仕事の忙しくない時に、更新する予定です。