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キーボードの選び方

2015年9月02日

nomura

JOBS written on keyboard with magnifying glass

最近、雨が続いて洗濯物が乾きにくいですね。
こんにちは、エンジニアの野村です。

キーボードの選び方と云うとメンブレンやメカニカルといったスイッチで区分されることが多いのですが、愛好家としては違った選び方を提案してみたいと思います。

まずは配列。

よく日本語配列、英語配列と言われているものですね。日本語配列は QWERTY / JIS 配列、英語配列は QWERTY / ASCII 配列の製品が店頭などでよく目にするかと思います。
日本語配列は日本の独自配列で、海外ではほとんどの製品が QWERTY / ASCII 配列を採用しています。パソコンに於いてのガラケーみたいなものですね。
ちなみに英語配列だと日本語が満足に入力できないのでは?と心配する方もいらっしゃいますが、ローマ字入力でしたら一部の記号キーの位置が変わりますけど問題なく入力できます。

日本語配列を選ぶメリットは商品数が多いこと。日本国内で販売されているパソコンはほとんど日本語配列を採用しています。デメリットはキーが多いので配列が少し窮屈なことです。

英語配列のメリットはキーが5つほど少ないので配列に余裕があること。それと印字されている文字が少ないので、キートップがすっきりしてパソコンの難しそうな印象が薄れるような気がします。デメリットは日本国内では商品数がやや少ないことですね。

次にキートップの印字。

印字に注目とは少しマニアックになってきました。
ほとんどのキーボードは ABS 樹脂製のキートップ上に文字を印刷しています。なかにはその上から透明な樹脂でコーティングしているものもあるのですが、長年使用していると文字が消えていくんですよね。

実はなかなか消えない印字もあるんです。
店頭で見かけるものだとレーザー印刷と含浸印刷のものが該当します。とくに含浸印刷は熱処理を行うため熱に強いプラスチックを採用しており、長年の使用でもキートップがてからないという恩恵もあるんです。
ちなみにこのページ上部のキートップ写真も二色成形というもので文字が消えません。

お勧めは手触りと耐久性から含浸印刷のキートップです。(レーザー印刷は文字部分がざらついています)

続いて構造。

これはスカルプチャとも云われるのですが、指が届きやすいように上段、中段、下段でキートップの形状を変えステップを造っているものや、キーボード自体を湾曲させているものなどがあります。
もちろん平らのものもありますよ。

指を滑らせて入力する人は平らなものやシリンドリカル・カーブド構造を好む方が多く、ピアノ経験者などしっかりと打鍵する方はシリンドリカル・ステップ構造を好む傾向があるような気がします。

構造については好みなので、自分の打鍵するときのくせに合わせるのが良いと思います。

最後に打鍵感。

メンブレン、メカニカルではありません。キーストローク、音、荷重などを指します。
これも打鍵するときのくせに合わせるのが良いと思います。
指を滑らせて入力する人はキーストロークが浅く荷重も軽めのもの、しっかり打鍵する方はキーストロークが深めで荷重も可変するものが使いやすいと思います。
音は使用環境を考慮するとよいでしょう。

おすすめは?

キーボードは好みに個人差があるので万人向けとはいかないのですが、個人的には東プレの REALFORCE が高品質で入手しやすくおすすめです。価格は高いのですが、10年くらいは使用できますよ。